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2009年2月28日 (土)

東アジアの行政官

 中国や韓国の行政官との付き合いが、相当程度、あったりする。
 そのこともあって、日本と韓国の行政官について、少し話をする機会があった。

 行政官について、日韓比較をしたわけだけれど、大体のところが似通っているので、違いが帰って際立つような気がしている。
 似ているとはいいつつ、お話の準備をしている際に、日本の行政の問題について考えていたら、そうした問題は、韓国ではあまり深刻でない、ということに気がついた。
 つまり、日本の公務員の問題としては、①若年離職、②公費の使い道、③リーダーシップ、④セクショナリズムの弊害、などが挙げられるけれど、これらは韓国では、大きな問題となっていない。

 だいたい制度の違いは把握できてきているので、「何が問題か」というところを比較し、考察を加えていくことのは、楽しい作業のような気がしている。

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(暫定版)2009年国連競争試験(筆記試験)実施概要


 暫定版のアップデートは
 http://xiango.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-b5e5.html をご覧ください。

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 先日、2009年国連競争試験が実施されました。
 実施区分は、行政、経済、財政、情報技術、広報、安全、社会、統計の8つです。
 このうち、行政、情報技術、広報、社会について情報が寄せられています(協力していただいた方、ありがとうございます。)。
 まだ暫定版ですが、追加の情報を募集しておりますので、よろしくお願いします。


「2009年国連競争試験(筆記試験)実施概要」
(目次)
1.コメント
①準備
②ロジ
2.一般試験
3.専門試験
(1)行政
(2)情報技術
(3)広報
(4)社会

(本文)
1.実施状況
①試験準備
○ 国連のHPなどで関連分野・組織の情報を収集しておくべき。せめて、国連等が発表した主要な報告書には目を通しておいたほうがよい。特に、国連が、関連分野で何をしているのかは把握しておくべき。
○試験の感想は世銀発行のWorld Development Reportや大学院レベルでの開発学の教科書(e.g. Todaro著)を読んでいれば回答できる問題だという印象を受けました。
○広報の専門試験は全体的に創造性を要する質問が多かった。広報の経験や国連で実際に働いたことのある人には簡単なのではないかと思います。国連親善大使等を暗記しておけばよかった、と思うような質問もありました。

②ロジ
○試験現場はNYでしたが、Helmsleyホテルで開催されました。1時間前に到着して、既に列があり、中に入るまで寒い中15分ほどまたされました。実際に部屋に入る前にコートチェックなどでき、かばんは部屋にいれることができます(試験中は机の下におくように支持されます)。携帯電話は電源を切って封筒に入れさせられます。試験中は食べてはいけないことになっており、トイレに行く際は係りの人と部屋に出られます。また、普段パソコンで仕事しているので、久々に黒ペンで全て書かなくてはならなかったことに意外と影響されました。
○ ClubJPOのHPには、飲み物・食べ物の持ち込み可とあったが、イギリスの会場では、禁止されていた。持ち込めたのは、筆記具のみ。
○ イギリスの会場の様子
14:00スタートで2時間前に集合と言われていたので多くの受験者が12:00に外で待っていたが
「まだ入れないので13:00まで昼食をとってきてください」といわれて、結局13:00過ぎに会場に入りました。
私は受験票が届いていなかったのですがよくあることらしく、フルパスポートを持っていけば何も問題ありませんでした。(一応、事前に事務局に確認した方が良いと思います)
会場には筆記用具(統計/経済などの人は電卓)、受付で配られる回答冊子を持って入ります。
問題用紙には何を書いても良いので蛍光ペンなどをひいている人も多かったです。
会場は200名弱で、混み合う会場だと注意があったのでおそらく最大人数くらいだと思いますが3分の1くらいは棄権していたようです。
科目ごとに問題用紙の表紙が違い、前半が英語、後半がフランス語の問題でした。
試験中は、試験官同伴であれば会場の外に置いてある鞄をガサガサやって水も飲めるし、
お手洗いにも行けます。日本人の感覚では、割と緩いと思います。
私がした失敗は、小問の1~5まで解いた段階で、飛ばして8→7と後ろからやったところ回答欄を間違えたことです。回答冊子はどの科目も同じもので、小問は10問回答できるようになっているので10、9のところに回答してしまいました。面接官に聞くと、問題番号に×をして分かるようにしておけばよいとのことですが、落ち着きがないなど、心象が悪くなるかどうかは不明です。

2.一般試験
○一般試験(General Paper):45分
 一般試験は、バイオ燃料に関する文章を200語から300語に要約せよ、という問題。

3.専門試験
 大問(essay)を3題、小問(short questions)が区分によって、最大10題。
(1)行政
①大問(3問必須)
A: 国連事務総長がグローバル化する環境において国際機関における人事改革を求めている。事務総長に人事改革の提案をしなさい。
B: Internal justification system にはinformalとformal systemの両方が存在しうる。両者の特徴とメリット、デメリットを説明しなさい。
C: Result-based budgetの定義を説明せよ。またそのメリット及びデメリット、期待されうる効果をあげよ。

②小問(8問必須?)
○RFP (request for proposal)は、public sector、private sector ともに共通する内容が含まれる。RFPを作成する際に含まれる内容をあげなさい。

○国際機関(multi-culture organization)がセクシャルハラスメントに関するするガイドラインを作成する際に含まれる内容をあげなさい。

○Hardship area で働く職員のbenefitとcompensationを提案しなさい。

○マネジメント層に対するコーティングのトレーニングを開催します。必要な期間とトレーニング内容、形式を提案しなさい。

○国際機関で働く人材を小国から確保するために考えうる活動を3つ提案しなさい。

○Human Resource Information System (HRIS)とは何かまたその目的を説明しなさい。
(non-profit organisationでHuman Resource Information Managementをする効果?)

○Structured interviewを補完する人材選出テクニックを挙げ、そのテクニックが具体的にどのような場合に効果的であるか説明しなさい。(もしくは)competency-based interviewの質を高めるための3つの技術を挙げなさい(?)。

○??-based accountのsocial justiceについて。

○official communicationとunofficial communicationの 
 advantagesとdisadvantagesについて

○国連の中でもいろいろな機関で、お互いへのrequestの仕方が違うが、requesut(の書面?)の中には何が含まれるべきか。

(2)情報技術
①大問
A: PEACEKEEPING活動に必要なシステムのアーキテクチャに関する問い
 どのような機能が必要かについて、1ページ半の長さで文章が書かれています
 1.必要と思われる要件を記入しなさい
 2.アーキテクチャを図示しなさい
 3.不明
B: カンファレンスへの登録に用いるデータモデルに関する問い
 次のような条件がリストされています。
 ・条件1: カンファレンスには、複数のワークショップがあります
 ・条件2: ワークショップは、複数のプレゼンターが発表を行い、プレゼンターの内1人は、リードプレゼンタです
 ・条件3: ワークショップは、カンファレンスの間、異なる時間帯で、複数回実施されます
 ・条件4: ワークショップには、複数名が出席します。それぞれの出席者は、事前にワークショップへの登録を行います。ワークショップのプレゼンターも、異なるワークショップに参加します
 ・条件5: ワークショップは、各部屋で開催され、それぞれの部屋では、席数の属性があります。

 1.この条件を管理するためのERDを描きなさい
 2.次の要件を満たすSQLを記述しなさい
※ それぞれの要件に関する記憶が曖昧です。ご注意ください
(1) John, Smith氏がプレゼンタを行う、ワークショップに関するSQLの記述
(2) ワークショップの席数に関して、ある条件でソートして表示する
(3) 不明
 3.正規化と非正規化に関する問いです。正規化の3つの段階に関して説明しなさい。
また、非正規化を行う意義と、1で回答したERDで非正規化を行うとすれば、どの部分か、また、その理由を答えなさい。

C: 開発ライフサイクルに関して
 開発ライフサイクルにおける6つの段階に関して、それぞれの段階における成果物を含めて説明しなさい。
 また、最も大切と思われる段階について、理由とともに答えなさい。

②小問(6問程度)
○ SOAに関して説明しなさい
○ マルチスレッドとマルチプロセスの違いについて説明しなさい
○ AJAXとは何か、その説明と注意点を記述しなさい
○ ストアドプロシージャに関して説明しなさい

(3)広報
①大問
A: Millenium Development Goals (リストはされてます)の進展について、潘国連事務総長のOpinion Editorial の原稿を準備せよ。
B: 国連安保理が他国の政府高官らを交えて国連の調停(特に安保理)がいかに紛争防止に効果的だったかを話し合い、国連調停の強化を推奨した。当該会議に関するプレス・リリースを読み(長かったです。4ページ程度あったように記憶しています)、ニュース記事を書きなさい。
C: n/a

②小問(8つ)
○ 女性に対する暴力を防止するために、どのようなプローモーション活動ができるか例を挙げて説明する。
○ 2010年にサッカーのワールド・カップが南アフリカで開催されるが、スポーツがアフリカ開発にどのように貢献できるかを宣伝する活動を3つ挙げる。
○ Internatinal Day of Biodiversityを宣伝する活動を挙げる。
○ 何のイシューについてか忘れましたが、5分のラジオプログラム用に、文章を読んでまとめさせられました。
○ UN missionが停戦合意をした二国間の境界地帯に派遣された。通信および交通インフラが非常に貧弱な場所であるが、そこに広報センターを設立する。この広報センターの主要な役割を3つ挙げ、どのように目的を達成するかを説明する。
○ 市民社会団体が国連オフィスで大量虐殺防止を推進するための展示会を開催したいとの要請があった。許可を与える際に考慮せねばならないことを3点挙げる。
○ 国連親善大使等として活動した有名人のリストがあり、3人選んで彼らが何のイシューのために、どのような活動をしたか記す。

(4)社会
(大問)
A: Rural development and its implications to poverty eradication.
B: Economic growth, while necessary, is not enough for social development. Discuss.
C: How can governments and the private sector help achieve full employment and decent work

(小問)
-What are both cost/benefits of migrants in sending and receiving countries.
-What are the challenges of implementing MDG 8
-What is the role of the UN in protecting human traficking victims
-What is the role of the UN in controlling both demand and supply side of drugs
-What are the cost/benefits of public and private sector provision of social services
-What are social policies pertinent to indigenous peoples, and the ageing.
-What is role of of the UN in the humanitarian-approach aid

                                (以上)

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2009年2月27日 (金)

社会保険庁・・・

 社会保険庁の問題がなかなか解決に向かわない。

 それはそれとして、そもそも、行政に過去の職歴とか、いつ結婚したかとか、そういう情報を握られることに抵抗はないのかなー、と考えたりする。
 私自身は別に困らないけれど、行政が必死にそういった情報を収集するのは嫌だな、と思う。

 また、2万人に満たない人数で、(社会保障番号もなく)そうした情報をすべて把握することは、そもそも無理ではないか、とも思う。
 
 もっというと、本人が覚えていないものまで、行政が復元することは不可能だろう。不可能なことのために、どこまで税金をつぎ込むのか、すこし考えなければいけないように思える。

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2009年2月26日 (木)

酔っ払い・・・

 知り合いというか、仲良しの応用倫理学の先生は、酒を飲んでトラブルを起こしたら自分の職業上のキャリアに回復不能な傷がつくと考えているようで、「一杯しか飲まない!」と決めているらしい。うーん。

 確かに、倫理学者がトラブルを起こすのと、コンプライアンスを語る応用倫理学者がトラブルを起こすのとでは、かなり意味が違ってくる。

 私も気をつけよう。自分の会社が批判に晒されているときに、何かトラブルがあったら、本当にまずいし。

 

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2009年2月25日 (水)

若手の育成・・・

 現在の仕事もそうだし、かねてからの仕事を離れた活動も、「若者の育成に取り組もう」と言って回る、自分もできる範囲でやる、というものである。
 先日も、機会を得て、ある省の研修所で声を大にしてお願いしてきた。その翌日も別の省で打ち合わせと称していろいろと意見交換をしたりしている。

 「今の若者は・・・」なんてことを言うのは嫌いである。自分自身、若者だったころに、今の若者よりも偉かったとはとても思えない(思える人って少ないんじゃないかと思う。)。
 一方で、若者の置かれている社会や組織の状況は、厳しくなっているように見える。

 なんとかしたい、と強く思う。

 

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2009年2月24日 (火)

テニス・客観視・人間関係

 テニスのゲームに勝つために、技術・体力面以外でもっとも重要なものは、自分を客観視することだと思う。

 自分には、どのような能力があるのか、客観的に認識することが、戦略・戦術を考える上での基礎である。自分は「もっとできるはず」なんて考える人は、あがってしまったり、自滅したり、ってことになりやすい。また、技術上の課題を客観的に認識しないと、上達もおぼつかない。

 こうした客観的な認識って、仕事の世界でも重要である。テニスもそうだけれど、自分の姿は見えにくい。したがって、自分を客観的に理解するために、助けが必要な場合が多い。また、そういう人をもつかもたないかは、仕事などでの成長に深く関わる。

 結局のところ、必要なのは強い人間関係ではないかと思うのだけれど、そうはならないのが現状だろう。なんとか出口を探さないといけないのではないかと思う。
 

 

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2009年2月23日 (月)

議論の半透膜

 行政に対して批判する人は多い。一方で、行政は、批判しない。
 行政とその他のアクターの間では、議論の半透膜のようなものが存在している。

 長良川河口堰問題で国土交通省の当時の局長が朝日新聞をとっちめたことがあったけれど、そのことが写真週刊誌に大々的に掲載された。このように行政が他のアクターを批判するのは、例外的である。

 行政を口汚く罵っている人たちは、半透膜の存在が安定的であることを知っている。だからそれができる。嘘でもあっても、よほどのことがない限り行政から批判を受けたりしない。しかも、行政の反論がマスメディアに正しく掲載されることはない。つまり、自分たちは安全地帯にいる。

 1990年代頃まで、この半透膜の存在があるのがわかっているので、行政に対する批判も、嘘とか故意に偽った形で行われることはあまり目立たなかった。批判する側だけに正義があると勘違いしている人も多くはなかったと思われる。
 しかし、今は全く様相が違ってきている。半透膜の存在を都合よく利用する人や、それを忘れて批判する側にだけ正義があると考える人たちが多くなってしまった(現在、社会人大学院に通っているが、社会人大学院に通っている人たちでさえ、批判する側だけに正義があると考えているようで、社会を理解するための知的な努力を怠っているさまに愕然としている。)。

 この際、半透膜を取り払ってはどうか。この社会の議論を正常化するには、それくらいのことを行ってもいいのではないか、と思うようになってきた。
 「君は馬鹿かね?」(by ゲスラー総統?)と言ってしまいたい気持ちを抑圧している行政官の人たちと付き合っていると、そう思う。

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2009年2月22日 (日)

麻生首相の発言で・・・

 麻生首相が、日露首脳会談を終えて、北方領土問題に関し、「官僚に任せてられない問題だ」という趣旨の発言をしていた。
 そりゃそうだ。領土問題という国家の主権にかかわる最重要問題は、事務的に処理するのでなく、政治が判断すべき問題である。
 しかし、19日には、北方領土については、四島返還を求めていく、という答弁をしたようである。麻生首相の先の発言で、従来の立場を踏み出るのかな、と予想したのだけれど外れた。うーん。

 一方、「官僚に任せてられない問題」として、沖縄の基地問題があるけれど、この問題に積極的に取り組んでくれる政治家はほとんどいない。「官僚に任せてられない問題」なのに、「官僚任せ」である。首相が乗り出すのは、きっとやりにくい問題だから、首相ならぬ政治家のうち、「私が取り組む」というような人が出てきてくれたらいいのにな、と思う。

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2009年2月21日 (土)

コーチングの原典

 コーチングの原典とされている本はいくつかあるが、おそらくもっとも重要なのは、ギャラウェイの「インナー・ゲーム」とそれに関係する一連の著作だろう。
 これらの本は、高校生から大学生にかけての頃、読んだ。そのため、コーチングの研修を受けたとき、「どこかで習ったような感覚」というのがあった。それどころか、「当たり前ジャン」という気さえした。実践していたからだろう。

 テニスを真剣にやったことのある人には、インナーテニスとインナーゲームという本を勧めたい。
 というのは、高いお金を出してコーチングを習うより、これらの本を読んだほうがよく理解である。テニスに真剣に取り組み、考えたり悩んだ経験があれば、それに即してコーチングを理解することができるわけである。

 誰だったか、スポーツは人生に必要なことを教えてくれる、という趣旨のことを言っていたけれど、これもまあ、ひとつの例かもしれない。

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2009年2月20日 (金)

ミスター年金に「先生が問題」 元改ざん調査委員長

以下、ごく一部抜粋

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 「先生が問題なんですよ」。厚生労働省で年金記録改ざん問題の調査委員長を務めた野村修也・中央大法科大学院教授が17日、民主党の会合で同党の「ミスター年金」長妻昭政調会長代理を面と向かって批判する場面があった。 (2009年2月17日22時13分朝日新聞)
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 これって、私の敬愛するかつての指導教官も、講演で同じ趣旨のことを言っていた。1年以上前だったけれど、その発言に対して、聴講者は「?」とか「(怒)」とか、そういう反応だった。少し、状況が変わってきたのかな、という気がする。

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2009年2月19日 (木)

メンタルヘルスで滅ぶ・・・

 ある大手商社の人事の人と話をしていたら、次のような話になった。

 「この会社がつぶれるということはないだろう。しかし、メンタルヘルスで滅ぶ、ということはあるかもしれない。」

 メンタルヘルスというか、主に「うつ」が、時代の病気になってしまっているのではなかろうかと思う。
 企業の人事の人たちも、何か解決策を考えて、メンター制度を導入するとか、コーチングとか、ファシリテーションといった研修を実施する、というようなことをやっていたりする。

 経営者をはじめ、少しでも人事のことを気を使うひとたちは、日本の組織において、OJTが機能しなくなっていることを知っている。単純化して言うと、現在の管理職の人たちは、その先輩から、手取り足取りOJTで教えてもらっていたのにもかかわらず、親切に部下の指導をしていない人たちといえるだろう。
 そういう管理職に限って、メンタルヘルスが問題に関連して、「今の若い人は弱い」などを言っていたりするので、大変腹立たしい。
 なんとかならないか。

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2009年2月18日 (水)

スキーもいいけれど・・・(2)

数日前、次のようなことを書きなぐった。

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 今日は、上の子とスキーに車で行ってきた。私が運転する。帰り、子供は爆睡していた。
 下の子はサッカーをはじめたので、道具を揃えてやったり、送ってやったり、いろいろ面倒である。
 あとは、妻のテニスの相手をしている(させられている。)。

 ほとんど、三種目のコーチ状態である。
 テニスに一本化してほしい・・・。
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 ふと、これって、今の日本の行政の姿ではないか、という気がしてきた。
 つまり、国民の価値観が多様化して、業務が増加した、という状態である。国民(?)にテニスしか選択肢がなかったら、大変楽である。しかし、いまさらテニスのみを押し付けることはできない・・・。
 なんとかならないか。

 

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2009年2月17日 (火)

オーストラリア戦(2)

 オーストラリア戦をみていて、あれは4バックどころか、6バックではないか、と思いながらテレビをみていた。これって、なんとなく、四半世紀前のイタリアの戦略のような印象である。
 当時は、勝った場合の勝ち点が2(現在は3)で、引き分けを目指すのが、大変重要な戦略だった。そうした時代の戦略に類似したものを採用していることからすると、オーストラリアははなから引き分け狙いのために策を練っていた、と考えられそうである。

 ↑こういう風に、茶飲み話をしていたら、ある人が、「あれはねー、4バックの3ボランチだよー。」と教えてくれた。3ボランチのうち二人は、日本の両サイドバックの上がりを抑えるので、私の目には、4+2で6バックに見えたようである。
 いやー、専門家というのは、さすがによく知っている。素人が昔の記憶をたどるのとは違う。

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2009年2月16日 (月)

若い人は上司と飲みに行きたがらない?

 若い人たちが上司と飲みに行きたがらない、というのは、多くの場合、嘘である。

 もちろん、仕事の話しかしなかったり、説教をする上司とは飲みに行きたいわけがない。自分の将来のキャリアとか仕事上の問題とか、そういう話を上司を聞いてくれるのであれば、若い人たちは飲み会でいろいろ話をしてみたいと考えている。これは、私が(ものすごく)多くの若い役人たちの話を聞いての結論である(先生をしているから、若い人とはたくさん話をする。)。

 「ろくでもない上司」による、「若い人たちは上司とのみに行きたがらない」という悪宣伝もあって、「良心的上司」が気を使ってしまい、若い人を飲みに連れて行かない、ということになってしまったように思える。

 飲み会文化は少し見直されていいのではないかと思う。

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2009年2月15日 (日)

スキーもいいけれど・・・

 今日は、上の子とスキーに車で行ってきた。私が運転する。帰り、子供は爆睡していた。
 下の子はサッカーをはじめたので、道具を揃えてやったり、送ってやったり、いろいろ面倒である。
 あとは、妻のテニスの相手をしている(させられている。)。

 ほとんど、三種目のコーチ状態である。
 テニスに一本化してほしい・・・。

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2009年2月14日 (土)

少年サッカー・・・

 子供にはテニス!と考えていたのだけれど、どうしてもサッカーがやりたい、とのことで、地元のサッカーチームに入れた。とても楽しそうである。
 まだ小学2年生なので、「お遊び」なのだけれど、上手な子は上手である。
 サッカーのグラウンドは小学校などを利用している。小学校のひとつは芝生である。手入れは大変だけれど、芝生でサッカーができるのは、うらやましい。

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2009年2月13日 (金)

スパムメール

 通常使うメールアドレスは、①仕事用、②プライベート(PC)、③プライベート(携帯)、④記録用(全部転送)、⑤ML・BLOG・HP管理用、に加え、⑥10年以上前からずっと使っていてなとなく手放せないものがあり、結局、6つのアドレスを使い分けている。
 この⑥つ目のアドレスを半年くらい放置していたら、なんと約1万8千通の未読メールがあった。スパムメール率98パーセント程度だった。
 削除し、残ったメールは少なかったけれど、放置はまずかった。そろそろ「もう使いません!」ということにしないと。

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2009年2月12日 (木)

人が悩むこと

 人の悩みって、ものの本によると、①人間関係、②お金、③夢、④健康の4つしかないそうである。
 こういう風に単純に分類してみると、案外、大したことに悩んでいないように思えてくる。実際、そうなのかもしれない。

 多分、大半は、①の人間関係だろう。仕事をしていて考えることのうち、「困ったな」と思うものは、大半が人間関係である。逆にいうと、人間関係くらいしか、本気で考えないのではないか。
 人間関係のために使う「考える」という活動を、夢の方に振り向けることができたら、それはそれでよい結果を生むような気もしてくる。

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2009年2月11日 (水)

オーストラリア戦・・・

 引き分けは残念だったけれど、あわてることはない状態だから、よしとしたい。

 どうでもいいけれど、日本代表の髪が全員、黒かった。以前は、染髪を競っていたのにね。

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2009年2月10日 (火)

法律と経済を学んだ人の違い

 役所の人たちの行動をみていて、仕事をギリギリ詰めすべて確実に仕事をする人と、優先順位を念頭におきメリハリ付けて仕事をする人がいる。そして、前者は法律専攻、後者は経済専攻の場合が多いような気がしている。

 法律は、基本的精神とともに、例外に対する配慮も大変重要で、対象となる人の数やモノの量を考慮しない場合も多い。一方で、経済の人は、限界効用逓減の法則を頭の中にこれでもか、これでもか、とインプットされるので、効用が低いところではがんばっても仕方がないと教えられる。

 もしかしたら、この差が仕事への態度の差を生んでいるのかも。

 

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2009年2月 9日 (月)

学問の根本精神・・・

 音声学という本があり、参考になる本なのだけれど、その最後の章に次のようなくだりがある。

 「科学研究の効用を考えるのは学問の根本精神に反することであろう。ある発見の効用―実際的応用―はその第二義的な結果であって、決して目的ではありえない。」

 昭和20年代の本である。
 実学は学問と捕らえていないようだけれど、世知辛くなくてよい。

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2009年2月 8日 (日)

「うつ」と「OJT」

 うつ病が社会問題化している。
 もともと、心理学が発達したのは、19世紀後半に、ヒステリーが社会問題化したからだ、と聞いたことがある。フロイトもヒステリーの分析に熱心だったことは、フロイトの書籍から窺える。

 うつ病が強く問題として認識されるのは、職場において、である。職場やそれを取り巻く状況になんらかの変化があって、それが働く人たちをしてうつ病になりやすくしていると考えるのが自然だろう。

 一方、人事関係者の間では、OJTによる育成が弱くなった、という意見がよく聞かれる。全員一致と言ってもいいかもしれない。単純に言えば、先輩が後輩を指導しなくなった/面倒をみなくなった、と言っていいと思われる。

 うつとOJTの問題は、原因が同じところにあるように思えてならない。以前の状態にもどせ、というわけには行かないので、新しい解決の方策を考える必要があろう。

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2009年2月 7日 (土)

天下り/再就職?

 自分自身、「好きな仕事」というものがある。
 その仕事は、統計学にベースにした理論が構築されていて、かつ、特定の分野での専門能力が必要で、さらに、「ひらめき」「アイデア」が重要であり、それなりの緊張感もあり、達成感もなかなかのもの、というものである。
 私は、この仕事のために統計学を覚えたようなものだし、比較的「アイデア」はあるので、この仕事のパフォーマンスに関してストレスを感じることはない。

 で、この仕事、なかなか担当させてもらえない。一方、給与は期待できないが公益団体でやっているところもある。そのため、将来、そうした公益団体に移れればいいかなー、と考えていた。しかし、「天下りの全面禁止」になるため、その公益団体に移ることが困難になってしまった。

 まあ、世の中不自由ばかりが常であるし、他にも選択肢はないでもないので、文句を言うつもりはないけれど、そのために得た知識や磨いた専門性がもったいないような気がする。
 ついでに、こうしたケースが少数ならばいいのだけれど、あまりに多いと、今度は社会経済的に問題になるだろう。これが少し心配である。

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2009年2月 6日 (金)

連合・・・派遣労働・・・

 しばらく前、派遣労働を容認したことについて、連合の会長が反省の弁を述べていたことがある。
 派遣労働の評価はともかく、それ以上に気になるのが、連合が、給与引き上げの根拠として「労働分配率を上げるべきだ」との長年の主張である。

 連合に所属している人たちは大手企業が多い。正規職員中心であり、平均年収は高い。
 その大手企業の労働者が、労働分配率を上げろ、と主張したらどうなるか。回りまわって下請けの労働者の給与に響く。大手企業の正社員(これはつまり連合の主要構成員)の待遇を守ることができても、そのしわ寄せが他に行くことになっているのは、派遣労働と構図は似ている。
 つまり、経営者と恵まれた正規労働者の利益が一致するのは、非正規労働者や下請け労働者への「しわ寄せ」ということである。
 こうした力学を、少し立ち止まって考えてみてもいいのかもしれない。

 ついでだけれど、これに関連して、『下請けへのしわ寄せ(低水準の給与)』の帰結を想像してみる。

(1)社員が辞めていく・定着しない → ものづくりの危機 → 競争力の低下
  なお、日本のメーカーは「組み立て」が主たる業務で一からものを作っていないので、自らの首を絞めているわけである。
(2)社員が辞めていく・定着しない → 労務管理コストの増大 → 在職者の給与の据え置き

(3)結婚したくてもできない(プロポーズしても断られる?)・結婚しても産めない → 少子化

 悪いサイクルがぐるぐる回ってしまうさまが想像される。
 大丈夫か?

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2009年2月 5日 (木)

ミートホープと年金官僚・・・

 困った人のためになりたい、と東大を出て厚生省に入省し、昼夜分かたずがんばっている知り合いがいる。
 以前、その人が「日本に悪人ランキングがあったら、十傑くらいに入るんじゃないか。ミーとホープの社長の次くらいに悪い、と思われているのではないか。」と言っていた。

 そんなことはないだろう、と思っていたが、その後も、いろいろ問題が起こっている。

 今日、ひょんなことから、新しいアルバイトの方に、「年金官僚とミートホープの社長はどっちが悪いと思う?」と聞いてみた。
 答えは年金官僚の方だった。。。理由としては、ミートホープは食べなきゃいいんだけれど、年金の方は、みんなが対象だし、しかも、高齢者が被害を受けているから、といった趣旨のことを言っていた。

 誠実に努力している厚生労働省の人たちが気の毒である。

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2009年2月 4日 (水)

誤解だらけの「危ない話」

 薦められて、「誤解だらけの「危ない話」」という本を読んだ。毎日新聞の記者が書いた、安全・安心に関する報道を批判している本である。
 マスメディアの問題を取り扱っており、一定の評価をしてよいが、正直、がっかりする本である。

 がっかりする理由は、著者の基本的な考え方にある。
 「記者は善意だと思って書く。しかし、勉強不足のため、誤解を与えてしまっている。」というパターンを繰り返し説明している。しかし、記者の責任論を本格的には追及しない。
 あらゆるプロの仕事は、結果責任を問題にしているはずである。政治家も行政もそうである。しかし、記者だけ結果責任から逃れてよい、という考えが文章のところどころに挟まっている。これは気持ちよくない。
 マスメディアに属する者の正義感って、この程度なものなんだろう。

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2009年2月 3日 (火)

チャイニーズ・ニュー・イヤー?

 ほぼ恒例の新年会が、みーんな忙しかったので、2月1日にずれ込んでしまった。
 照れ隠しに「今年は、チャイニーズ・ニュー・イヤー・パーティーです!」といいながら集まった。

 そうすると、シューマイを持ってきたり、ギョーザが並んだり、挨拶が中国語だったり(参加者のうち、中国語が話せるのが3人いた。。。。)、みなさん、ノリがいい。。。

 

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2009年2月 2日 (月)

幻想のケインズ主義?

 幻想のケインズ主義という本があって、20年くらい前に読んだ。
 好きになれない本だった。マネタリストとか、合理的期待形成とかがもともと嫌いだった。

 幻想のケインズ主義というからには、ケインズ主義は駄目!ということを主張しているわけなんだけれど、現在、オバマのアメリカがやろうとしているのは、財政出動を中心に据えたケインズ主義に基づく政策であるのは明らかである。つまり、ケインズ主義が幻想ならばそんなことはしないはずである。

 幻想のケインズ主義の著者は何を思うのか、知りたい、と考える今日このごろである。

 ついでに、平成5年に、少人数で経済の専門家(私を除いて一級の人たち)が集まって頻繁に実施していた会合で、「歩く新古典派」もしくは「背広を着た新古典派」といった人たちと、論争のようなものをしていたのだけれど、つまるところ、完全市場を念頭に置くと理屈はわかるけれど、その理屈は実際の社会に妥当するかどうか、というところが争点だった。もちろん、実際の社会に妥当しないところが多い、というのが当時の私の意見だし、今でも変わっていない。

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2009年2月 1日 (日)

中谷巌「資本主義はなぜ自壊したのか」

 中谷巌「資本主義はなぜ自壊したのか」を読んだ。
 元新自由主義者の懺悔の本だそうである。

 私も経済を勉強していたのだけれど、宇沢先生、神野先生、佐和先生、スティグリッツ教授辺りが好きである。
古典でいうと、アダム・スミスの道徳感情論というか、倫理学者としてのアダム・スミスが好きである。思想家としてのマルクスも好きである。ポランニーは昔々読んだ。ガルブレイスもお気に入りである。公務員試験などの試験を作成していたときには、好んで経済学史・経済史の問題を作成していた。

 そういう者からすると、この本、ごく当たり前のことを書いている、というのが率直な感想である。
 全体の基調は、神野先生の講義に近く、渡辺京二氏、小室直樹氏、安田喜憲氏などなどなどのお話をちりばめてできたようなイメージである。

 ということなんだけれど、新自由主義の急先鋒の「転向」、ということの意味が大きい。
 友人たちと話していると、やっぱり「立派!」という声が大多数である。転向するってのは、覚悟がいる。

 残念なことがあるとすれば、自らが主張した新自由主義的な施策の具体的に「どれ」が問題だったのか、ほとんど明らかにしていないことである。ここまでを求めるのは、過剰な期待だろうけれども。

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